寝違え

• 朝おきたら急な痛みが出た
• 首を左右に向けたり、背中を伸ばしたりすると痛みがでる。
• 肩の筋肉がこわばり、触ると硬く感じることがある。
• 腕や肩の周囲にしびれを感じる。
• 首の側面や後ろ、肩甲骨周辺に痛みが出る

症状

寝違えは寝ているときの姿勢や、寝返りをして動いた時に筋肉や関節に負担がかかることで起きます。朝起きた時にきがつくと首が痛かったということが多く、特定の方向を向こうとすると痛むのが特徴です。

寝違えの症状については、以下のようなものがあります。

首の痛み: 首の一部または全体に痛みが生じます。この痛みはしばしば鈍痛や鋭い痛みとして現れ、特に特定の動作や首の動かし方によって増加することがあります。

肩の痛み: 寝違えが肩に影響を与える場合、肩の周りや上腕部にも痛みが生じます。この痛みは首の痛みと連動して感じられることがよくあります。

首のこわばり: 首の筋肉や関節がこわばり、首の自由な動きが制限されることがあります。

頭痛: 寝違えによる首の痛みが頭痛を引き起こすことがあります。これは、首の筋肉の緊張が頭部に影響を及ぼすためです。

肩こり: 肩の痛みやこわばりが、日常生活における肩の不快感やこりの原因となることがあります。

腕のしびれ: 寝違えが神経に圧力をかける場合、腕にしびれやチクチク感が生じることがあります。

原因について

1.姿勢の問題: 寝違えの主要な原因の1つは、寝ている間に首や肩を不自然な位置に置いたり、長時間同じ姿勢を保持したりすることです。

2.筋肉の緊張: 首や肩の筋肉が長時間にわたって緊張し、血液循環が悪化することが寝違えを引き起こす原因の一つです。

3.冷え: 寝冷えや部屋の温度が低い場所で寝ることが、筋肉や関節をこわばらせ、寝違えを誘発することがあります。

4.枕の選択: 適切でない枕を使用することが首や肩への負担を増加させ、寝違えの原因となることがあります。

整骨院と整形外科の治療内容の違いとは？

整骨院と整形外科の間には、役割、治療法、そして手法にいくつかの違いがあります。

整形外科

骨や関節、筋肉、神経など、運動器系の疾患を診断し治療する医療機関です。具体的には、脊椎や関節の損傷、骨折、変形性関節症、リウマチ、椎間板ヘルニアなどの治療を行います。治療法は、投薬、理学療法、そして病状によっては手術も行います。

メリット
大きな損傷や病状を持つ患者への対応が可能で、重篤な疾患や緊急を要する状況に対応できる。また、必要な場合には手術を行うことも可能。

デメリット
主に対症療法を行い、根本的な問題（例えば、体のアライメントの問題など）を解決する手段が限られている。また、長期的な予防策や生活習慣の改善に重きを置くことが少ない。

数年前のことで覚えていないことなどあっても、体を触りながらお話を伺うことで「そういえば学生時代に腰を強くうった経験があった！」など思い出す患者さんもいらっしゃいます。さらに、AI姿勢分析なども使いながら腰だけでなく体全体の評価をおこない、総合的に判断し、適切な処置や施術を行います。

整骨院

主に骨格や関節の調整、整体、ストレッチングなどを行い、患者の体のバランスを改善し、自然治癒力を高めることを目指します。また、急性の痛みだけでなく、長期的な健康維持や再発防止にも取り組みます。

メリット
手術や薬を用いずに体のバランスを整え、痛みや不快感を軽減します。また、患者一人一人の体の状態に合わせた個別のケアを提供し、長期的な健康維持と再発防止にも注力します。

デメリット
重篤な疾患や緊急を要する状況には対応できない。また、一部の慢性的な痛みや複雑な病状に対する治療効果は個々の症状や整骨院の技術による。

整骨院は患者一人一人の生活習慣や体の状態に合わせたアプローチをするため、患者の体全体のバランスを考慮した治療を行います。また、整骨院では、手術や薬を用いずに痛みを和らげる方法を提供します。これは、患者がより安心して治療を受けることができ、また副作用のリスクを低減することができます。

当院での「寝違え」の治療法について

カウンセリング

寝違えの治療は、まず詳細なカウンセリングから始まります。この段階では、患者様の症状、生活習慣、体の歪みなどについて詳しくお聞きします。さらに、痛みの特性、発生頻度、痛みが増すトリガーなど、具体的な寝違えの状況について理解することで、原因を特定し、最適な治療法を決定します。

施術内容

痛みがある部位への電気治療器や超音波治療器を使って、痛みの緩和を図ります。また、寝違えた人は首・肩・肩甲骨周囲の筋肉の緊張が強いことが多いです。その筋肉の緊張が強い状態だと痛みが長続きしてしまったり、良くなっても、また、再発してしまうことがあるので、首・肩・肩甲骨周囲の筋肉を手技での施術も行います。

アフターケア

治療後は、痛みが再発しないよう、適切なアフターケアを指導します。これには、生活習慣の改善、適切なストレッチ方法、体の歪みを防ぐための日常的な姿勢の取り方などが含まれます。自宅でできる簡単なエクササイズや、体の使い方についてのアドバイスを提供し、患者様が持続的な健康維持を達成できるようサポートします。